気まぐれ日記
〜octobre〜

 

*10/1*  誕生日とは。 
*10/7*  疲れる日記 
*10/9*  やる気 
*10/17*  小さなしあわせ 
*10/19*  ショパコンの結果 
*10/30*  イタリアのコンクール 

 

lundi 30 octobre 2000

◆イタリアのコンクール

イタリアのサン・ジェミニという小さな街で行なわれたコンクールで第3位入賞いたしました!!
詳しくはコンクール日記として
 →こちら← にアップしましたよん♪

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jeudi 19 octobre 2000

◆ショパコンの結果

今日はショパンコンクールの最終結果発表の日。
わざわざポーランドまで出向かなくてもネットで演奏が聴けるという便利な世の中・・・。
でも接続があまりにも悪すぎて、私はまったく聴けなかったんだけど。
・・・にも関わらず、今日は結果ばっかりやたら気になってて、
「夜11時に発表」というのをショパコンのHPで知り、その時間からネットで結果を探しまくった。
でも、どうもページとして発表してるとこはまだ無いようだったから、
ポーランドのラジオ(いつもコンクールの中継をやってた局)をネットでつないで、
PCからじゃ聞きにくいからそこからコードでCDラジカセにつなげて、
まるで普通にラジオを聞いてるかのようにポーランドのラジオを聞いた。
なんて現代的なことしてるんだろう、私は。

はじめのうちは本選のコンチェルトの演奏をちょこちょこやってたんだけど、
12時半ごろになってとうとう表彰式らしい会場のざわめきに変わった。
ヤシンスキがポーランド語でしゃべるのを英語でちゃんと通訳していたから言ってることは聞き取れた。
なんだか知らないけど、すごいドキドキしてた(爆)
別に何も私がドキドキする必要はまったくないのに、、、しかも結果なんてドキドキしたところでどうなるわけでもないのに。
なんでだろう・・・。佐藤美香ちゃんが何位になるかが気になってたのかな。
もし優勝なんていったらすごいことだ!!とか勝手に思って気分が高まってた。

結果は6位から発表だった。
こういうのって、どっちがいいんだろう?
まず優勝者を呼んで、わ〜〜〜〜〜〜!!となるのが一番盛り上がっていいかとも思うけど、
まぁ、あとに残される人々の気持ちを考えたらどうかとも思うし。。。
まぁ、いいや。
残念ながら美香さんは最初に名前を呼ばれた。
結局結果は 1位 ユンディ・リー(中国)、2位 イングリッド・フリター?(アルゼンチン) 3位 コブリン(ロシア)
4位 サ・チェン(中国) 5位 アルベルト・ノゼ(イタリア) 6位 佐藤美香さん
マヅルカ賞はナシで、ポロネーズ賞が中国人の2人
っていうのぐらいが聞き取れた。

私がいつも信用して見ていた批評の感じからするとちょっと意外な結果だったのかもしれないけど、
まあ、実際聴いてない人には何も言えません。。。
こんな、順位をつける必要があるのかどうかさえ、あやしいところだもんなぁ。
3次以降は、みんながみんな、リサイタルのように、お金を払って聴いてもいいぐらいに弾いてたらしいし。
それならもうそれでいいじゃん、て思っちゃう。
でもこういうコンクールで優勝、とかがないとコンサート活動をするのは難しいだろうしなぁ。
キーシンとかみたいに、コンクールなしで活躍できる人がもっといればいいのに。

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mardi 17 octobre 2000

◆小さなしあわせ

今日は小さないいことがけっこうあった。
まずはやっぱりお食事ネタ。
フランスには[President]というおいしいバターがあるのだが、
今日久しぶりにフランスパンを買って、そのバターも新しく買って食べた。
最近は、ある日なぜか安物のマーガリンを買ってしまって、それをなるべく早く終わらせるために一生懸命塗って食べていた。
しかもスーパーで売ってるおいしいとは言えない食パンにつけて。
それが昨日やっとのことで片付き、ひさびさにパン屋さんのパンを買ってPresidentと共に食べたのだ。
もー感動するほどおいしかった!!!!!!なんでここまで違うんだか。
おいしいものを食べるとほんとに幸せな気分になるものだ。。。
ついでに付け足しておくと、このバターPresidentと、日本でもときどき目にするBonne Mamanのジャムとの相性は最高です。
そうだ、今度パリに来た方にはぜひおもてなししてあげましょー。・・・・・・なんて安上がりな・・・。

あともう1この食事ネタは、夕飯。
練習が終わったら疲れちゃって料理する気になれず、はぁ〜〜〜カップラーメンでも食べるかな、と思って棚をのぞくと、、、
思いがけず「マルハの牛丼」を発見!!! こいつの存在を忘れていただけに、やたら嬉しくなっちゃって、
いっそいでお米をとぎ、炊いた。 今、牛丼をあたためているところ♪むふふ。

それからもう1つはピアノのこと。
ドビュッシーの花火をやり直してるんだけど、今日練習でめちゃめちゃきれいに弾けた。。。
ほんとに嬉しくなるくらいきれいだった。音のつぶがそろって、それが響きとなって・・・
自分でこんなこと言っててアホだと思うかもしれないけど、今日は本当にそうだったのだ。。。
指の調子がなかなか良かったんだと思う。

・・・・そう、最近は練習もしなきゃいけないのに、
そういうときに限って「雑用」というものが次々出てくるもので・・・
頭が混乱状態です。ひとつずつ片付けていけば大したことではないのはわかってるんだけど、
どうもこう、いっぺんに来られるとパニくってしまうのが私の悪いクセ。
そして全てを投げ出したくなる。
練習だけに集中してられれればどんなにラクか。。。ここが一人暮らしのつらいところやね。
いろいろ全部、自分で片付けなきゃいけないんだ。
まだまだやらなきゃいけないことが山積み状態。
ダンテもむじゅかしーし。。。
でも頑張ればいいことがきっとある。
それに、どんな小さな本番でも成功させてなきゃプロとは呼ばれない。
がんばらなきゃ。
あ〜・・・・・雑用を片付けてくれる人、、、、、じゃなければ夕飯だけでも作ってくれる人がほしい・・・・・・・。
どなたか、お嫁に来ませんか?(爆)
・・・・いや、そんなことが言いたいんじゃなかった。
どんなに精神的にイライラしたりしてて良くない状態でも、
小さなしあわせがいくつかあるだけで気持ちは晴ればれしてしまう、ということ。
昼間の混乱状態の私と、今、夜の、こんなちっぽけな嬉しいことがいくつかあった後の私は、まるで別人です。

なんだか今日は妹の日記に励まされた気がするな・・・。
あいつもいつの間にかおねーさんになっていて、考えることもいっちょまえになってるんだと思った。
どんな空でもずっと曇ってるわけではないんだよね。 妹ちょんの日記を読みたい方はこちらへ→


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lundi 9 octobre 2000

◆やる気

今日、やっとピアノが生き返った・・・・・!!!
なんと11本も溜め込んでしまっていたのでした。切れた弦。。。

高音の音が出なかったからだかなんだか、最近どうも、練習しても集中力が続かない・・・。
でも今日、かなりひさしぶり(2ヶ月間まったくしゃべらなかった)の友達とMSNでしゃべった。
音コンの本選に向けて頑張ってるオーボエ吹きのおともだち・・・。
やっぱり頑張ってる人としゃべるとやる気が出る。
私もがんばろーって思う。
ついでに、そんなに優秀な人たちと将来合わせをしたい、という忘れてた気持ちを思い出した。
そのためにはまず自分が頑張らないと。
頑張ればいいことがいっぱい待ってる。楽しいことがきっといっぱいある。
しっかりやるぞ〜〜〜〜〜!!!
明日から。

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samedi 7 octobre 2000

◆疲れる日記

最近、掲示板などにもちょろっと書いたけど、私はツイてないと思う。
いや、そんなに心配してもらうほどのことではなく、こまかい小さいつまんないことでツイてないのだ。
今日も例外ではなく、なかなかステキな一日だったのでちょっと書いてみようと思う。

今日はちょっとでかける用事があって、特急に乗って遠出した。
まず、特急に乗るまでは何も問題なかった。地下鉄もうまく乗り継いで予定どおりの時刻に駅に到着した。
電車に乗っていて、降りる駅が近づいて来た頃、今まで曇っていた空が晴れてきて、
お〜〜〜〜今日はなかなかいいんじゃないの〜?♪ とひとりで満足していた。
しかーーーーーし!
特急が止まった・・・。あと5分で到着、というところで完全に止まったまま動かない・・・。
そのうちアナウンスが流れ、どうやら他の電車が通るのを待ってるらしい。(謎)
5分くらい止まってただろうか・・・やっと動き出したと思ったらのろのろ運転。
結局予定時刻より20分近くも遅れて駅に着いた・・・・。
ふつうの郊外線ならわかるけど、特急ぐらい時間どおり動いてもらいたいものだ・・・。
さいわい、用事の約束時間を考えても、かなり時間に余裕のある電車に乗っていたので焦らずに済んでよかったけど。

約束の場所までは路面電車を乗り継いで行くのだが、
中途半端な時間に家を出てきた関係上、お昼ご飯を食べていなかった私はかなりおなかがすいていた。
まだ時間に余裕もあるし、途中下車してファーストフードの店に入った。
ちゃんと次に乗る路面電車の時間も調べてから店に入った。
おいしいオレンジジュースでビタミンを補給しつつジャンクフードを食べ終わる頃、
アジア人のおじさんが近くに来た。
「日本の方ですか?」
「はい。」・・・・ここで「違います」と言わなかったのが間違いだった。(爆)
っていうか、中国人のふりでもしてフランス語をしゃべりつづけてればわかんなかったかもしれないのに。
話を聞いてると、そのおじさんはブランド物をヨーロッパ各地で買い込んで、日本に持って帰って(高く)売るという、
よくあるお仕事をやってる人だった。
あんまりお近づきになりたくないと思ったのだが、よくしゃべるからテキトーにつきあってた。
気が付いたらもう行かなきゃいけない時間。
「じゃ、私もう行かなきゃいけないので・・・」と言って席を立とうとしたら
「こんな外国で日本人に会うなんてきっと何かの縁だから、連絡先を教えておいてください。
それでパリにもうちの事務所があるし、もしよかったらおこづかい稼ぎにでもお手伝いしてもらえると嬉しいな〜。」
とか言われて、名刺をいただいていたし、何も書かないで立ち上がることができないような空気だったから
仕方なく書いた。架空の住所と電話番号を。(←あたりまえ。)
私ってけっこう瞬間的には嘘がつけない性格だから、けっこう不自然な態度をとったかもしれないが、
まあ、人が書いた住所を見て「これ、嘘でしょぉ?」と言う人はまずいない。
なんとかそのままにこやかにお別れして店をあとにした・・・。

しかし、路面電車はやっぱりもう行ってしまったようだった。
まぁ、次のでも間に合わないことはないからいいだろうと思っていたんだけど。
でもその場になってもう一度考え直して見ると、やっぱりかなりギリギリかもしれないことに気づいた。
それでももうどうしようもない。タクシーに乗ってもいいけど、それにしてはまだ時間がありすぎる。
本日第1回目の賭けに出てみた。
次の路面電車はわりとすぐ来てラッキーだったが、
乗っても乗っても降りるべき駅になかなか到着しない。(路線図がないから、あとどれぐらいなのかいまいちわからない)
時間はどんどん過ぎていき、約束時間3分前ぐらいにやっと到着。
あんなに時間を持て余していたのに・・・。
今日は帰りもギリギリの特急を取っていたから、帰りの路面電車の時刻を調べてから走って約束場所へ。
まぁ、なんとか間に合った。

無事用事を終えて、「じゃ、さようなら〜」と言って外に出ると、あ、、あれ?路面電車が・・・・走り去ってゆく・・・・・。
確かにギリギリの時間ではあったのだが、普通2〜3分は遅れてくるものなのに、
今日のこの時間に限って、日本のようにきっかりと来て出発してしまったのだ。
次のは20分後。土曜日だから本数が少ない。
・・・・・これはちょっとキツイ状況かもしれません。
でも時間を考えて計算したら「ちょうど」間に合いそうな感じだったから、
ここでまたもやタクシーを使わず、第2回目の賭けに出てしまった。。。
息が白い中、20分間ぶらぶらと待っていた。
しかし。。。今度のやつはさっきのと違い、5分ちかく遅れて来たのだ・・・!
や・・・やばい・・・・かも?
まあいいや、乗ってしまえ!!
「運転手さん急いでね〜〜〜〜〜」と心の中で叫びながら乗った。
かなり順調に走っている気がして、お!もう見覚えのある景色が出てきたぞ!という思いを何度かしたんだけど、
私は記憶力がいいらしく(爆)、来る道、すべての景色を覚えていたらしい。
肝心の降りるべき駅周辺の景色はなかなか現れなかった。
結局自分が決めたタイムリミットちょうどに駅に着いた・・・。
タイムリミット・・・それはその路面電車の駅から特急の駅までずーっと走りつづければ間に合う、という時間だった。
よし、やったる。
路面電車のドアが開ききるのを待たずに飛び出し、走り出した。
走る、走る・・・・・。
道に迷うことだけは避けたかったから、集中して記憶をたどりながら駅の方向めがけてさんざん走った。
無事駅に着くと、掲示板で特急が何番ホームから出るのかを瞬時に調べ、その番号を探しながらまた走る。
しかし・・・遠い・・・・ホーム遠い・・・・・・・・・。
全力でこんなに長く走って、なんだかマラソン選手みたいだ〜と思ったけど、
やっぱり太ももの筋肉が痛くなってきた。ぜぃぜぃしてきた。
そこに現れたのが、上り坂風エスカレーター(動く歩道のななめ版)。
最後の力をふりしぼって駆け上がった。もう電車が走り出しそうな音を出してる。
登りきってハーハー言いながら8号車を探すと、嬉しいことに目の前だった〜。。。。
ホームにいる駅員さんに「まだだいじょうぶだよ、間にあってよかったね。」と笑いながら言われる中、飛び乗った。
はぁ〜〜〜〜〜〜〜〜・・・・・・・。
時計を見ると、出発時刻の1分前。
私が席を探し当てて座ると同時に電車は走り出した。
ま・・・・・・・・・・・まにあった・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

私ってどうしてこういうことをするんだろう。
もっとゆったりと生活すればいいのに。
今日のはツイてない、というより、自業自得っていう感じの大変さですね。。。

頑張って走ったごほうびに、帰りにハーゲンダッツでも寄って行こうかと思ったんだけど、
パリの駅に着いてから家までの地下鉄の乗り換えがあまりにもうまく行きすぎて、
そうか、、、、これが今日のごほうびか・・・という気にさせられ、素直に家に直帰してしまった。
(行きは50分見て家を出てちょうどいい時間に着いたのに対して、
帰りは特急が駅に着いてから20分ちょいでもう家に着いてしまったのだ。)
今日ツイてなかった分は、もう、この夜のツキで清算されてしまったっぽい・・・。
どうせならもっと大きなツキがほしいんだけどなぁ。。。

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dimanche 1er octobre 2000

◆誕生日とは。

はっぴーばーすでぃ、とぅーみー。
本日は私の22回目のお誕生日なのでした。
ネットデビュー(?)してから初めての誕生日。
ほんとにいろんな人から掲示板で、メールで、グリーティングカードで、たくさんのお祝いの言葉をいただいて、
とってもとっても嬉しかった!!!

しっかし、21歳から22歳になったって言っても、何も変わらない。
今までで一番気持ちが入れ替わらない誕生日だったなぁ(笑)。
特に誕生日だという意識もなく、一日忙しく過ごしたせいかもしれないけど。

でも、そう、今回は偶然、母がパリに来ていて、一緒に誕生日を過ごしたけど、
ふと変なことを思った。
誕生日って、自分が生まれた記念日というより、むしろ母の記念日なんじゃないかって・・・。
「母が子どもを産んだ記念日」が「誕生日」なんじゃないかって。
今までそんなこと考えたこともなかったのに、誕生日の朝起きて突然そんなことを思った。
私なんて長女だから、両親にとっては初めての子ども。母はきっと期待と不安でいっぱいだったんだろうな。
そういうふうに考えると、ほんとに「生んでくれてありがとう。」って思った。
本人を目の前にしては恥ずかしくてとても言えなかったけど、この自分の誕生日を母親に捧げたい気持ちだった。
ほんとだよ。
お父さん、お母さん、どうもありがとう♪

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