〜mars 2000〜
電imanche le 19 mars 2000 晴れ 13℃
◆ポーランド人のショパン
Salle Cortotで「第6回パリ若いピアニストによる国際コンクール」の予選があった。
どこで選ばれたのかわからないけど、計12人の参加者の名前があった。
(あとから聞いた話によると、フランス人のお偉い先生があちこちで出会った才能のある若いピアニストを集めているようだ。)
このコンクールの売り文句によると、チャイコンのマツーエフ、ロンティボーのティベルギアン、モンテカルロのマウリツィオ・バリーニ、
ブゾーニのオラフ=ジョン・ラネリらがここから輩出されているという。
12人の参加者の中に日本人は1人だけ、鈴木弘尚くんが受けていた。
今日1日で全員、@10時半からA15時からB20時からと4人ずつに分けて審査が行われた。
課題はシューマンの子供の情景より1番と13番を含む35分のプログラム。
私は@の最初の3人だけ聴いた。お目当ての鈴木君は3人目だった。
一人目のフランス人の男の子は課題曲のほかにマゼッパとプロコ7番を弾いた。
彼は、演奏が若いと感じた(年齢は記されていなかったが)。
テクニックはだいぶあるらしく達者に弾くけれど、音色にまったく神経を使っていない。
だからプロコという選曲は彼に合っていたと思うけど、シューマンはとても機械的に聴こえて残念だった。
私が取り上げたいのは2人目のポーランド人の男の子。
彼はショパンづくしだった。スケ2、プレリュード15〜18番、エチュード10−6、英雄ポロネーズ。
ポーランドの人がどんなショパンを聴かせてくれるのか、プログラムを見たときから楽しみだった。
まずはじめにシューマンを弾いたが、最初の音からして1番目の子とはわけが違う。音楽的にもうねりがあった。
そしてショパンは、楽しみにしていただけのことがあった。
彼は「ショパンのバランス」を身に付けていた。
右の5の指がとても強いらしく、ソプラノのメロディーが気持ちよくこちらに響いてくる。
もうひとつ注目したいのが、「レガート」がすばらしい点。
これは、彼が音の響きを最後までよーく聴いて、その響きの中から次の音を出すという作業をちゃんとやっているからできること。
右の5指の連続なのに、ちゃんと響きでレガートになっている。
私の足りない部分でもある。まだそうとう意識しないと「音の響きを聴いて次につなげる」という作業ができないのだ。
これができるとこんなにも素敵になるんだということを、彼に教えてもらった気がする。
そしてもう1点、彼はどんな細かいパッセージもすべての音をちゃんと弾いている。
「ていねい」なのだ。
かといってそれが野暮ったくなったり重々しくなったりはしない。とにかく「絶対にごまかしていない演奏」だった。
ただ彼にも足りない部分はある。
ソプラノに集中しすぎて、中のハーモニーがちゃんと鳴っていないことが多い。
だから英雄などではかなり物足りなさを感じた。
彼は「p」の音をとてもきれいに、しかも何段階も出せるが、その分「f」が足りない。
なんでだろう・・・?押し付けてしまっているのかな。
これで「f」がもっとガチッと出るようになればすごいショパン弾きになると思う。
そして3番目に鈴木君。彼はツイてなかった・・・。
弾き始めようとしたときに、外でオルゴール弾きが演奏を始めたのだ。(オルゴール弾きはパリではわりとよくいる)
最初のうちは音が遠かったから鈴木君は弾き出した。
だけど、その音はどんどん近づいてきて、とうとうホール内に響き渡るまでになってしまった。
子供の情景1番を弾き終えたところで審査員がストップをかけ中断。
係りの人が外に注意(お願い?)をしに行った。
数分後オルゴールの音が止み、もう一度始めから弾くように指示された。
彼のシューマンは音色、音楽ともに3人の中で一番よかったと思う。
ただ、クセらしく、いつも左と右の入りがずれる。
やりたい気持ちはわかるけど、そう毎回毎回やられるとさすがにクセっぽく聞こえてしまう。
シューマンに関してはその点だけが残念だった。
彼は他にシューベルトのアンプロンプチュ90−4とラフマニノフのコレルリヴァリエーションを弾いた。
シューベルトはとても美しかった。出だしのモチーフである16分がとても軽やかで、真珠のようだった。
問題はラフマニノフ・・・。鈴木君のラフマニノフはすばらしい(これはパガニーニ・ラプソディーについてだったが)
と聞いたことがあったので楽しみにしていた。
確かに、リズムの面白さなど、(身体の動きすぎが気になったが)よく出ていた。
日本人であれだけアクのあるリズムをうまく出せる人はそんなにいないんじゃないかと思う。
ただ、彼の場合、2番目のポーランドの彼にはあった「ていねいさ」が欠けていた。
テンポが速かったせいもあるだろうが、弾きまくってしまう部分が多かった。
聴衆が「すごい!」と思うのを超えて、ヒいてしまうという状況・・・わかるかなぁ?
あんまり自分の世界に入りすぎて、というか、「弾く」ことに集中しすぎて、人に「聴かせる」ことを忘れてしまっている演奏・・・
それになってしまったのだ。
テクニックはあるんだから、もう一息テンポを落とせばちゃんと弾けるんだろうに、もったいなかった。
ちょっと勢いつきすぎて空回りしてしまった感がある。
しかし、同じ年頃の人たちの演奏を聴くと、毎回何かしら刺激を受ける。
私もがんばらなくっちゃ!と気合いが入った。
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杜ardi 21 mars 2000 快晴 14℃
◆天気に左右される私・・・
今日はとってもいい天気♪
朝からレッスンだったので11時頃には自由の身になっていた。
今日はHEISSERの機嫌がよく、ベートーヴェンを見てもらったのだが
「(僕が言ったことを)やろうとしてるのはわかるんだけど、100%あったらそのうちの15%ぐらいしか出てきてないよ。」
なんて笑いながらおっしゃった。めずらしい、、、
ぶすっとして怒りながらそういうことを言うのはわかるけど、あの彼が、冗談ぽく私にものを言うのなんて初めてで、
なんかまた新たな先生の一面が見られて嬉しかった。
・・・いや、でもそんなことで喜んでないで早く100%にしなくちゃっ!!
というわけでレッスンが終わってもまだ11時!
しかもこんなにいい天気。どこかお散歩に行きたかった。最近(?)運動不足だし。
ヴィレットの公園を歩いてRERの駅まで行って帰る、とか、帰りにリュクサンブール公園に寄るとかいくつかプランは思いついた。
だけどそれ以上にピアノを弾きたくなってしまっていたのだ。
今、今日言われたことも含めて練習すれば、すごく先へ進めるような気がした。
散歩したいのもピアノを弾きたいのも、この「快晴」のせい。
私は天気に左右されやすい体質だ、と自分で思っている。。。
雨だったり曇ってどよどよだったりすると、まず外に出たくなくなる。だから部屋にこもってることになるんだけど、
かといって練習する気も起きない・・・。
なんか一日中部屋の中が暗くて、朝から電気をつけて生活しなきゃいけないような日というのはどうしようもない。何もしたくない。気分悪い。
暗いせいか、一日中眠いときもあるし。
それでもそういう日は、外に出るよりはピアノを弾く方がましだ、と思ってしかたなしに練習する。でも思うようにはかどらないことが多い・・・。
そのくせ今日みたいな快晴で暖かな日というのは、外にも出たいし、逆に練習もしたくなるのである。
両方やることも日によっては可能だけど、用事の入り方によってどちらかしかできないことが多い。
外を散歩するのは今日みたいにレッスンが午前中に終わって、そのあと何も予定が無い日でないといけない。
今日は残念なことに夕方から演奏会漬けなので、それもあって練習の方を取らざるをえなかった。
それにしても眠い、、、
昨夜は早く寝たのに、起きるタイミングがあまりよくなかったようだ・・・。
一番もったいない時間の使い方かもしれないけど、昼寝をしようかな。
ここで私の人生の定言(現時点での)を2つ・・・
☆眠いときに何をやってもはかどらない
☆「やりたいとき」に「やりたいこと」をする
超楽天的な考えではあるけど、これが、一番物事がはかどる条件だと私は思っている。
じゃあ、やりたくないときは何もしなくていいのか、と問われると、それはよくない。
特に人と関わっていること、例えば室内楽の練習や、人からの頼まれごと・約束などは、やりたい、やりたくないの問題ではなく、
やらなくてはいけないのだ。
練習にしてもそうだ。一日中弾かないのはよくない。
自分の指がみるみる衰えていくことになる。
そうすると後々無駄な時間(指を元の状態まで戻す時間)を使わなければいけないことになり、とても損なのだ。
毎日弾いていればその時間をまた新たな方向へ使えることになる。
ただ、やりたくないな〜と思いながらやっても、やる気があるときに比べてはるかに上達や新たな発見は少ないということ。
私が言う「発見」というのは、あるいは練習方法、あるいは音色のイメージ、その出し方のコツ・・・といろいろある。
気がないでただ弾いていても、指は動いているが、こういった方面の上達はまったくないのだ。
そう考えれば、上に書いた楽天的な「定言」も言えてなくはないでしょう?
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砺endredi le 31 mars 2000
◆フレンチ・レストラン
Paris在住3年目にして初めて「星つきレストラン」に行った・・・!
1つ星だったが、それなりにおしゃれをして、前の日に電話で予約して。
もう、その電話の応対からして違った・・・。かならず最後に「〜,Madame.」が付く。
フランス語では「Oui」のあとにMonsieurやMadameなどをつけると丁寧な言い方になるのだ。
そのおじさんは丁寧もいいとこ!「Oui, Madame.」「Tres bien, Madame.」など、ほんとにすべてに「マダム」をつけてお返事してくれました・・・。
いやぁ〜、さすがっ。すでに感動・・・。(速)
当日、予約の変更がないかどうか確認の電話まであった。
店が19:45〜と言うのでその時間に予約したのだ。あんまり遅くなりすぎるのもいやだし。
ほんのちょっと緊張した面持ちで、友達と2人でお店へ。
もうすでに2〜3組が席についていた。
コートやマフラーを持っていってくれて、私たちは席へ。
ここでやっと落ち着いて店内を見回してみる。白と薄いピンクを基調としたかわいらしい、清楚な感じのするお店だった。
大きさはまったくこじんまりとしている。20組も来ればいっぱいになってしまうくらい。
席につくとまずメニューを持ってきてくれる。それと同時に「アペリティフ(食前酒)はいかがなさいますか?」と、
この店のオーナーらしき親切そうなおじさんが聞いてきた。
そこはもう勉強済み!ふつうはこのアペリティフを味わいながらゆっくりメニューを選ぶのだそうだ。
だけどお酒が弱い私たちは食前酒はお断りした。へたするとその食前酒で顔が真っ赤っかになってしまうから・・・。
断ってもいやな顔ひとつしない。当たり前だろうけど。すでにわりと居心地がよくなってきた。
メニューは一人220フランで、前菜、メイン、チーズ、デザートをそれぞれけっこうな数ある中から選ぶ。
そう!この店は日本語のメニューがあった!!
オーナーおじちゃん(勝手に決めつけてる)が「日本の方ですよね?」と言って持ってきてくれたのだ。すばらしいっ。
というわけで私は前菜にフォアグラ。あまりちゃんと食べた記憶がないので、やはり世界3大珍味のひとつは味わっておかなくては、と思って。
メインは、前の晩お肉を食べたので今日は魚にした。スズキのロースト・冬野菜添え。
チーズはフロマージュ・ブラン。チーズと言うよりヨーグルトのようなものだ。
デザートは迷ったあげくビターチョコレートのスフレ、とやらにしてみた。
そしてそれぞれグラスワインを、私は白、友人は赤を頼んだ。
ボトルだと一番安いものでも135フランぐらいする。グラスワインは1杯35フランだったようだ。
さて、まずちーっちゃな器にグリーンのスープが運ばれてきた・・・いや、スープだとわかったのはまだあとだった・・・。
食べてよい物なのかすらわからなかった・・・。
2人で戸惑っているとおじちゃんがパンとバターも持ってきてくれて、
「これがスタートなのですよ。」と言って、クレソンのスープだということを教えてくれた。
やっと安心して口がつけられる・・・。はぁ〜いきなり戸惑ってしまった・・・。
ちょっとしょっぱかったけどなかなかおいしい。それよりなにより運ばれてきた丸いパンがもちもちでおいし〜〜〜〜〜〜っ♪
あっという間にそのスープを片付けると器をさげて、わりとすぐ前菜=フォアグラを持ってきてくれた。
「2種類の」とメニューに書かれていたとおり、お皿にはフォアグラが2つのっていた。
さっそく食してみる・・・。おぉ、お口の中でとろけるぅ〜。内臓の嫌な味は消えている。ほんと、バターのようだ。
もう1つの方はまわりに黒胡椒がついていた。こちらもなかなかいける。
そう、このフォアグラと一緒に、今度はフランスパンのうすーい輪切りがいくつか置かれた。
お店の人に聞いてもよかったのだが、まぁ間違いはないだろうと自分達を信じて、
そのパンの上にフォアグラをひとくちサイズに切ってのっけて食べた。おいし〜い。きっと・・・この食べ方でよかったんだと・・・思う。
でも・・・・・・・・・・・・・・・・・・・やっぱりこれだけフォアグラばかり食べつづけてると
「消えている」と思われたあの内臓独特のクセのある味が口の中に・・・広がってきた・・・。やばい。
私はただでさえ内臓系はいただけないのだ・・・。
フォアグラだから、と思ったがやっぱり内臓は内臓・・・。
気持ち悪くならないようにパンの割合を多くしてなんとか2種類のフォアグラをたいらげた・・・・・・。
もうしばらくフォアグラはいいかな。味はわかったし。
さ!気を取り直してお次!!
今度は期待のメイン、私はスズキ♪友達はお肉を頼んでいた。
さて、運ばれてきたお皿には、真ん中にお魚の切り身、そのまわりにまるでおしゃれな時計のように
小さな野菜(ジャガイモ、小ニンジン、あと緑のものとか)が彩りよく並んでいた。きれいだった。。。
お味を・・・これまたおいしい!魚なのに茶色っぽいソースがかかっていて、どんな味がするのだろうと思った。
なんかお肉用のソースみたいな味で、食べている魚がお肉っぽく思えて、おもしろくて、おいしかった。
野菜もほどよい味付け。そう、「程よい」のだ。
ガイドブックに「シェフお得意の繊細な料理が楽しめる」と書いてあったが、
魚のソースにしても野菜の味付けにしても「繊細」という言葉がピッタリの、品のあるお味だった。
これは本当においしくてあっというまにペロッと片付けてしまった。
さっきのフォアグラのためか、けっこうおなかがふくれてきた感じだ。
でも友達が食べ終わるのを待ってるあいだパンをつまんでいた。
・・・・・・これが間違いだった・・・・。
次にやってきたのはチーズ。友達のは、いかにも「チーズ」という感じの、ちょっとクセのある味のするチーズ。
クセがあるにしても、これは許容範囲。ひとくちもらったのだが、かなりイケた。
私のは味はほとんどヨーグルト。でも形状は、ちゃんと固まって出てきた。
なんと、そのフロマージュ・ブランと一緒に、万能ねぎの小口切りとミルクのようなものが・・・。
ここで再び戸惑う・・・。どうしたものか・・・。いや、でもこれと一緒に持ってきたということは、このチーズにかけて食べろと・・・。
いや、もしかしたらこの後のもの?・・・はチョコスフレだし・・・絶対これにかけろということだ!
意を決して白いチーズの上に緑のねぎをパラパラ。その上にミルク状のものをとろーとかけてみた。
おぅ!見た目はなかなかよい!おフランス料理という感じじゃ!
ちょっと食べてみた。これがまたよい!!!
ヨーグルトのようだからデザートと区別がつかない状態だったのに、ちゃんとチーズという役割を果たし始めた。
へ〜、こんな風に食べるんだぁ。今まで私はフロマージュ・ブランをヨーグルト代わりにしかしていなかった。
ジャムをかけて食べることしか知らなかったのだ。新たな発見であった・・・。
もう、このチーズを食べ終わった時点でお腹は大変な状態に・・・・・・・。
せっかくのデザートが・・・・・入らない・・・・・・・。さっき、あのパンを食べてなければ・・・。
でも、そこは女の意地!なにがなんでもデザートは食べきるのだ!!別腹だし♪
気合いを入れているところで、また最初のスープぐらいの小さな器にクレーム・ブリュレが・・・!
え。頼んでないよ・・・。予定外の幸福・・・。でも今この満腹破裂寸前状態の私には素直に喜べない部分もあったが・・・。
でもあまりにもおいしそうだから迷わず食べてしまった。これは絶品・・・。この少ない量がまた、い〜ね〜!
これはサービスだったようで、きれいに片付いた器をウェイターが満足げにさげていった。
ここでしばらく時間が空いた。私にとってはとてもありがたいお心配りであった。。。ほんとに、デザートなんて入りそうになかったから・・・。
この間になんとか満腹感をしずめて・・・といっても方法は特にないのだが、時間を少し置くことで多少はしずまるものである・・・。
ここで突然、ウェイターの動きがよく見える方の席に座っていた友人が恐ろしいことを・・・・・・・・・・。
「彩乃ちゃん、今の・・・きっとチョコスフレだと思うんだけど・・・すごい大きかったよ・・・。」
( ̄□ ̄;)!!、、、絶句・・・。が〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん。終わった・・・・・。
もう私にできることはただひとつ。「満腹感しずめ」に集中するしかなかった。
覚悟を決めて、気合いを入れて待っていると、やってきました。高さ20センチほどまでふくらんだチョコのドームが・・・。
「Eh, voila !!」ウェイターが得意げに私の前にそのドームを置き・・・去っていった。
・・・よし!行くっきゃない!
ひとくち食べてみた。あ、、、あったかいっ!!意表をつかれた!!
スフレなんて冷たいものだと決めつけていたのに、あったかい・・・。ココアを泡状にしたような感じ・・・。おいしい。
かなり満足だった・・・はじめのうちは・・・。
しかし、食べても食べても減らない。まだある、まだある・・・。
フランスではコーヒーはデザートを食べ終えてから持ってくるので、仕方なく水をガボガボ飲みながら食べていた。
何度か胃がはちきれそうになったが、なんとか食べきってしまった。
もう残してもいいや、と思っていたのに、気がついたらきれいに食べ終わっていた・・・。私って・・・スゴイ・・・!
口の中があま〜くなったが、「ビター」チョコだったせいか、そんなにいやな甘さではない。
早くぅ。。。。。。コーシーーーーーーーーー。。。。。
オーナーおじちゃん、デザート皿をさげに再登場。「おいしかった?」
「うぃー、とれびあん!」笑顔で答える私たち・・・私は・・・ひきつってたけど・・・。
友達はデザートにリンゴのタルトを頼んで大正解。私も、今度来た時はあれにしよう・・・と思ったのであった。
コーヒーを頼み、やっとくつろぎタイム。っていうかくつろいではいたけど、胃が・・・ね。
コーヒーもおいしかったっす!めちゃめちゃ。なんかそこらへんのカフェとはやっぱり一味違うような・・・。気のせいかな?
とにかくエスプレッソ1杯で、かなり胃の中のものが収縮されました。コーヒー効果絶大!
2人とも満足満足でお会計を。
チップは、私が得た情報だと「2つ星で最低50フラン」ということだったから、ここは1つ星だし、私たちはまだ学生だし^^ ;
30フランくらい置いておこうということにしました。
こんなんでよかったかな?久々のパリでの珍道中って感じで面白かった。
でもそれよりなにより、1つ星でも、味・盛り付けのきれいさなど充分満足のいくものだったし、
フランスの「食文化」に初めて触れられた気がしてすごくうれしかった。
またひとつ新たなフランスの刺激を受けた。
私を誘ってくれた友人に感謝したいと思う。
そして、これからはちょくちょくこういう店を開拓していかなくては、と思った。せっかくパリにいるんだから・・・☆
Le Bellecour(リヨン風フレンチ)
予約: 01.45.51.46.93
Tel : 01.45.55.68.38
Fax : 01.45.50.30.11
22,rue Surcouf 75007 Paris
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