- CD -

ドビュッシー/デュティユー/ラヴェル
 島田彩乃(ピアノ)

[収録曲目]
ドビュッシー:前奏曲集第1巻
デュティユー:ソナタ
ラヴェル:水の戯れ
      亡き王女のためのパヴァーヌ

○島田彩乃自身によるライナーノーツ

¥2,500

 

5 アナカプリの丘 (ドビュッシー)
Les collines d'Anacapri [3:08]

8 亜麻色の髪の乙女 (ドビュッシー)
La fille aux cheveux de lin [2:31]

12 ミンストレル (ドビュッシー)
Minstrels [2:18]

16 水の戯れ (ラヴェル)
Jeux d'eau [5:29]


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- このCDについての批評 -

・レコード芸術誌評 2006年6月号  準推薦

島田彩乃のピアノを聴くのは私にとってこのCDが初めてである。桐朋女子高からパリ音楽院へと留学、さらに同院研究過程まで修めた人で、ヨーロッパ、オーストラリアなどの国際コンクールにいくつか優勝もしくは入賞を飾っている。学んだ環境からかとくにフランス音楽を得意とするようで、明記されてはいないがデビュー盤かと思われるこのCDにも、ドビュッシー、ラヴェル、デュティユーの作品を採り上げている。初めに聴く<前奏曲集>第1巻からよくわかるのは、このピアニストの美しく冴えて、しかも微妙なニュアンスを生み出すタッチが、フランス音楽にふさわしいことである。加えて、奏楽のたたずまいには、一種のあたたかさ、聴きての心に寄り沿ってくるかのような、人なつこい魅力が感じ取れる。いっぽう、たとえば、<野を渡る風><とだえたセレナード>などの曲目で聴かせるダイナミックかつドラマティックな表現もなかなかのもので、ドビュッシーの詩的世界が、けっして一面的ではなく弾き表わされている。そして、このディスクの確かな聴きどころとなるのが、デュティユーの<ソナタ>。ほぼ25分を要する、3楽章制をとって書かれたこの作品は20世紀フランス・ピアノ音楽の名品に数えられるものでありながら、今のところ、あまり録音に恵まれない。日本盤では、数年前に永野英樹の録音が出ていた位であろうか。その意味からも、ここに行きとどいた、瑞々しい秀演が公にされたことは、とても喜ばしい。結びに置かれたラヴェルの両曲も好感度の高いデリケートな佳演である。(濱田滋郎)

[録音評] スペクトラム的にも中低域に厚いものがあり、安定感の高いサウンドである。演奏のエネルギーや音の芯をよく伝えている。2006年の1月、三鷹市芸術文化センター・風のホールで収録され、カワイのフルコンサートSK-EXが使われている。距離感的には少々近いものがあるが、それが安定感の高さ、音の図太さにもつながっているようだ。(石田善之)


・月刊ショパン 2006年9月号 DISC SELECTION  優秀盤

パリ音楽院修了の島田彩乃が三鷹市<風のホール>でおこなった録音(使用楽器:カワイ・フルコンサートSK-EK)、音が澄みきって美しい。ばかりでなくそれらが重なりからみあっての綾・陰影にも透明感が漂ってドビュッシーが印象派の風景画(たとえば「雪の上の足跡」はシスレーの「ルーヴェルシェンヌの舞」)を彷彿とさせる。デュティユーもラヴェルも、ともに鮮烈の快美演。
 

 

 

  

プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番ハ長調 作品26
 島田彩乃(ピアノ)
 シドニー交響楽団
 ヤーノシュ・フュルスト(指揮)
2004年シドニー国際ピアノコンクール・ファイナル
ライブ録音

 ※プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第2番ト短調 作品16
  ダニエル・ヒル(ピアノ) も収録


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このCDについての批評(抜粋) -

「光と影を明確に弾き分けるすばらしいタッチで、オーケストラと対話するかのような演奏」(Buywell)

「エネルギッシュで精密な指さばき、明快な演奏」
「終楽章の壮大な終結部では感動的なまでの敏速さを露呈。マルタ・アルゲリッチの録音がスタンダードの位置にとどまるがしかし、島田も非常に興味をそそる新人である」
(Classics Today)
 原文: http://www.classicstoday.com/review.asp?ReviewNum=8611