※もう終了してます。

 

佐藤勝重 ピアノ・リサイタル

   2001年2月5日(月) 会場18:15 開演18:45
   東京文化会館小ホール

 

●プログラム●

    ショパン: ノクターン 変ホ長調 Op.55-2
           スケルツォ No.2 変ロ短調 Op.31
           ワルツ No.2 変イ長調 Op.34-3
           即興曲 No.2 嬰へ長調 Op.36
           ポロネーズ No.6 変イ長調 Op.53 「英雄」

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           マズルカ Op.24
           ピアノソナタ No.3 ロ短調 Op.58

 

◆プロフィール◆

5歳より母の手ほどきでピアノを始める。1992年桐朋女子高等学校音楽科を首席で卒業後、同年パリ国立高等音楽院入学。1996年同音楽院を首席で卒業。その後、パリのエコールノルマルに在籍。
これまで、福岡幸子、江戸弘子、G.ムニエ、G.フレミーの各氏に師事。

1984年第12回町田市こどもピアノコンクールにて町田市議会議長賞、1985年第39回全日本学生音楽コンクール・東日本大会小学生の部第1位、1987年第41回全日本学生音楽コンクール全国大会中学生の部第1位および野村賞の各賞を受賞。

この間、1986年「10代の音楽家」演奏会をはじめ、1988年「文化庁・音楽の日コンサート」に出演、同年ヴァイオリンの諏訪内晶子氏と「春らしくコンサート」で共演。1990年「N響メンバーによる室内楽の夕べ」、1994年「CampNIDOM軽井沢セミナーピアノコンサート」、また、パリにおいてもシャン・シュール・マルヌ城での定期演奏会を1996年から7回開催し意欲的な活動を継続している。特に近年はパリと日本でショパンプログラムを中心に演奏活動を行い、1999年日本ショパン協会主催の「2000年ショパン国際ピアノコンクール」推薦オーディションに合格、第14回ショパン国際ピアノコンクールに出場。

 


☆管理人からひとこと☆

彼とは、最初についた先生が同じ先生で、日本の実家同士が近いこともあって、小さい頃からよく知ってました。
小さい時の彼はコンクールに出ればいい成績を取る優等生で、
いつもピアノしか弾いてないんじゃないかと思っちゃうようなお兄さんでした。
小学校のときに、校庭で友達とじゃれあってる彼をたまたま教室から見たことがあって、ちょっとホッとしたのを憶えてます。

彼にはずーっとあこがれてました。
っていうか、すごい先輩だな〜〜〜と思って、
まあ無理だろうけど自分もああなれたらいいな、と漠然と思っていたという感じです。
中2で学生コンクール全国1位になって・・・
その後、超難関だと評判だった桐朋に合格し、首席で卒業。高校卒業後すぐパリに飛び、パリ音楽院に入学。
まったく私のあこがれるままの道を進んで行かれました・・・。
そして気が付くと私もあとをくっついて、桐朋に入り、パリに来てます。。。う〜ん・・・。人生って不思議ですね。

パリに来た当時はいろいろお世話になって、
一緒にごはんを食べに連れて行ってもらったり、ひとり寂しい夜に長電話につきあってもらったり、、、
それからというもの、ずいぶん親しくさせてもらっていて、もう電話ではお互い名乗りません。(笑)
いつもいい相談相手になってくれてます。やさしいおにいさんです。

まあ、余計な話はこれぐらいにしておいて、本題の演奏ですが。
「彼は音楽的センスがある。」と、昔から先生がおっしゃってたのを憶えています。
そのとき私はまだ、「センスってなんだろー?」という次元のどうしようもないガキンチョだったんですが・・・。
最近彼の演奏を聴いて、先生のおっしゃってたとおりだ、とつくづく思いました。
彼の音楽は興味深いです。何回聴いても飽きがきません。
あんまり人が思いつかないような素敵なことをチラッとやってみたり、でも一般論から外れた音楽というわけでは決してなく、
ほんとに、ちょっとしたセンスのある演奏なのです。

それと忘れちゃいけないのが彼の音色。これにはいつも聴き惚れてしまいます。
すごくすごくきれい。
澄んでて、キラキラしてて・・・一音一音が響きを持っています。

今回はショパンがメインのリサイタルですが(他の曲も決まり次第お伝えします)、
センスの光る素敵なショパンを聴かせてくれると思います。
ショパンコンクール推薦オーディションの時は多くの人が彼の演奏の虜になりました。
テクニックだけにこだわった演奏に飽き飽きしてる方、音楽的センスというものを感じてみたい方、
ショパン好きな方、かっちゃんファンの方、
お友達をいっぱい誘って出かけてみましょう〜!